【BLOG】FASHION PRIMITIVE introduction by SEMBL

By 2014年10月26日 blog No Comments

24日からスタートしたミツメ主催のFASHION PRIMITIVE展についてSEMBLからの熱いイントロダクションノートをいただきました。ぜひ一読ください。

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SEMBL2006年よりスタートしたファッションブランドです。
SEMBLは造語で、ensemble(調和のとれた全体)の文字を省略し、人が着て初めて完成する、洋服というものを表現しています。私たちは、デザイナーAnjoの掲げる「相反する要素をミックスする」というデザインコンセプトを中心に、ファッション、アート、ミュージック、そしてライフをテーマに活動しています。本展覧会FASHION PRIMITIVEは、その中でもアートにフォーカスしています。近年、SEMBLのアートワークがSEMBLのコレクションと密接になって来た事が、本展を開催する契機となりました。2008年より発表しているアートワークは、ファッションが制作の動機となっていましたが、作品の表層はファッションと一見無関係なものが多かったと言えます。しかし、今年、2014年に3331Arts Chiyodaで発表したアートワークNOT HERE NOT NOW (Ⅰ)は表層も、服そのものでした。私たちはその作品の完成後に、自らの中で、アートワークとファッションの区別が必要ない事に気づきました。それはアートワークを制作していく中での一つの区切りと呼べるものであり、私たちにとって過去を振り返る良いタイミングとなったのです。

また、本展はファッションとアートの関係性を楽しむ事ができると思います。ブランドがスタートした時から、私たちが表現したかったのは、新しいファッションでした。最初のアートワークを発表した2008年当時はマーケティングされたファッションが市場を占め、システム化された生産手段と販売方法、本展に照らし、言い換えるならば、PRIMITIVE(=原始、つまりは過去のデザインの踏襲)デザインで、FASHION(=最先端の流行)マーケティングの中でサヴァイヴしようとしていました。しかし、アートワークの制作方法が、徐々にPRIMITIVEなハンドメイドに接近するにつれ、呼応するかの様に、ファッションのクリエイションは自由になりました。私たちはFASHIONの新しさはPRIMITIVEな生産手段で表現する事ができると発見したのです。商業活動が前提のファッションの問題を、商業活動とは相反すると考えられがちなアートに牽引され解答を得たのは興味深い出来事でした。実のところ、この問答は、難解なものではなく、考えが及べば浮かんでくるものだとは思います。しかし、それを実体験を通して、思考だけでなく、肉体的にも認識した事が重要だと私たちは考えています。思えば、今年のエキシビジョンNOT HERE NOT NOW: IN THE MOODにて、友人がSEMBLを”進化的退行”と評した事は何にも増して象徴的な出来事だったと思います。2014/10/12-13にMitsumeにて開催されたFASHION PRIMITIVE/SALONで制作された最新作FASHION PRIMITIVEⅠ、FASHION PRIMITIVEⅡはファッションでもあり、アートワークでもあると考えています。

今後は、その新しく挑戦的なファッションで商業活動を(折り合いをつけるのではなく)新しく生み出していく事に挑戦していきたいと私たちは考えています。ご来場頂きました皆様が、本展覧会にて何らかを得られましたら幸いでございます。

SEMBL MAKIO

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