MITSUMEはアーティストの坂野充学がアートから衣食住までジャンルに問わられないクリエイションを生み出す場として展示企画やプロジェクトに合わせて空間自体を変化させながら運営している場です。
美術館やアートギャラリーではできない、人と人、作者と来場者が近くなる場。そんな自由で、ジャンルレスな発信者と来場者が交差する場を求め、2013年からセルフリンベーションをスタートし、2014年秋のオープンから2016年に至るまで現代アート、音楽、ファッション、映像、パフォーマンス、ダンスなどの展示から、衣食住イベントまで、大小100を超える展覧会やイベントを開催してきました。
2015年からは金沢に新たな活動拠点を構え、ミツメの活動は東京と金沢の2拠点へと移行しました。これを機にミツメの活動は「一つの街でアートの展示」から「衣食住とアートを横断する活動」へと変化します。2016年にはアート鑑賞ができる古民家ホテルをつくるプロジェクト「ARTS & STAY」をスタート。2020年にはARTS & STAY3施設目、ミツメ金沢店となる「ミツメ 金沢」をオープン。現在は、ミツメ清澄白河店・金沢店 、その他の古民家ホテル合わせて6施設を運営しています。
2020年からのコロナウィルスによる長期の展示開催中止の時期を機に、2022年からは展示形式の活動から、坂野充学により新しい「食」のプロジェクト<MISONOMI>をスタート。日本の風土から生まれた発酵食である味噌を素材として、絵画のように描き食すスープを作りました。2024年からは2つ目の食のプロジェクトとして、日本独自の発酵食文化と茶文化を融合したプロジェクト<MATCHA &>をスタート。現在はミツメを舞台に、MISONOMIとMATCHA &を体験するカフェとしてオープンしています。

今後もミツメは独自の衣食住とアートを機軸とした活動を紹介する場として続いてきます。